元はイーオンも「ÆON」だった
日本国内で赤紫色の「Æ」の文字を目にすることがあれば、十中八九がイオンの看板なのではないか（あの赤紫のカラーコードは #B60081 らしい）。
出典：https://www.tm-library.com/data/topics/topics/2015_06_ColorPerSeMark.pdf
千葉・幕張に本拠を置くイオングループ。イオン（AEON）とはラテン語で「永遠」、ご存知のとおりそのロゴには（書類上の英文社名でも）AとEの合字「Æ」が用いられている。
「AEON」あるいは「ÆON」表記をテキストで目視したときに日本人の深層記憶から湧き出るものがもう一つ、英会話のイーオンである。最近であれば永野芽郁や石原さとみ、少し遡って天海祐希、十八代目中村勘三郎、加藤あい、坂口憲二など名立たる芸能人をCMに起用している。もっと前にはマライア・キャリーとかセリーヌ・ディオンも出ていた。
イーオンは現在大文字表記で丸みのある書体の「AEON」ロゴを採用している一方、一部には今も「ÆON」旧ロゴが残っている（下記参照）。
「2021年 オリコン顧客満足度アワード」において、
【英会話スクール 第1位】【オンライン英会話 第1位】を受賞！
この度トロフィーが届きました！いつもお通いいただいている皆様、本当にありがとうございます！
今後ともどうぞよろしくお願いいたします！#オリコン顧客満足度アワード pic.twitter.com/1rYbixl2Cz— 英会話イーオン【公式】 (@aeon_tweet) March 29, 2021
イオンとイーオン、伸ばし棒の有無は違えど同じ綴りの2社。多分社名の由来も同じ（イーオンは英会話教室なので「良い音（いいおん）」と掛けてるかもしれないが）。果たして「AEONの中にAEON」という事例はあるのか。
どう調べるか
調べる方法としては、イオンとイーオンで展開店舗数の少ない方のホームページを参照し、1軒1軒をしらみ潰しに見ていくというやり方になる。
イオングループというのはイオンモールもイオンショッピングセンターもイオンタウンもあって、しかもショッピングセンターの中にイオンがあったり、サイトもブランド毎に分かれていて実態が掴みづらい。ただおそらく多いことは想像がつく。そういうわけで今回はイーオンを入口にする、そう思ったのだが。
画像引用元：https://www.aeonet.co.jp/school/
画像引用元：https://www.aeonet.co.jp/school/
都道府県ごとに別口でページを開いていかなければならず、しかも各校の所在地を確認するためにさらに下層に行って戻ってを繰り返さなければいけなかった（そんな目的でサイトを作ってないはずなので当然だが）。
画像引用元：Google
これは根気が要る。
諦めてこんな風（↑）に検索しました。
それでも出てくる求人情報やイオンに入る別企業の英会話教室などのノイズを削ぎ落としながら、なんとか見つけたのが以下の通り。ご査収（ご勘弁）願いたい。
全国のイオン施設内に入る英会話のイーオン（4店舗）
橋本校（神奈川県相模原市）
JRおよび京王線橋本駅から徒歩1分、「イオン橋本店」の5階。
各務原校（岐阜県各務原市）
名鉄各務原市役所前駅から徒歩22分、「イオンタウン各務原」の1階。
三田ウッディタウン校（兵庫県三田市）
神戸電鉄公園都市線ウッディタウン中央駅から徒歩8分、「イオン三田ウッディタウン店」の1階。
鳥取校（鳥取県鳥取市）
JR鳥取駅からバスで20分、「イオンモール鳥取北」の外部棟1階。
上述のとおり根気のない人力検索なので漏れや見落としも考えられます（情報提供求む）。ここまでやって何だがもしかすると素直に公式サイトを総ざらいした方がよかったかもしれない。
「イオン◯◯校」でないのは紛らわしいから？
色々と調べて感じたことに、特に東日本の店舗に見られる傾向として「新さっぽろサンピアザ校」「仙台ロフト校」「津田沼パルコ校」「湘南藤沢オーパ校」など入居する商業施設名を冠した校名が多いということがあった。
オーパなどはイオングループだがそれは今回置いておくとして、このマナーに従うのであれば例えば「橋本校」でなく「イオン橋本校」になるのではないか、という点は気になった。でもおそらく「イーオンのイオン橋本校」となると誤解（とか何となくの気恥ずかしさとか）が生じやすいからということなのだろうと思う。
業種柄外国語ネイティブな人が出入りすることも多いと思うが、AEONに入ってさらにAEONに入る状況というのはどんな感じなのだろうか。
